【2024】おすすめのモニターヘッドフォン7選!『DTM初心者 機材選び方ガイド』
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モニターヘッドフォンは音楽制作に必要なアイテムの一つで、使用場所や楽曲に合ったものをしっかりと選ぶ必要があります。しかし、各メーカーからさまざまなモデルが発売されており、どれを選べばよいか分からないというかたも多いと思います。
そこでこの記事では、ヘッドフォン選びのポイントを説明しつつ、みんなが使っているおすすめのモニターヘッドフォンをご紹介します。
この記事を読めば、自分に合ったモニターヘッドフォンが見つけられると思うので、ヘッドフォン選びでお困りのかたは是非最後までご覧ください。
モニターヘッドフォンとは
モニターヘッドフォンとは、原音を忠実に再生してくれるモニタリング用のヘッドフォンで、レコーディングやミキシングといった音のチェックが必要な場面で使用します。
一般的なヘッドフォンは音楽が心地よく聴こえるように音が加工されているので、正確なモニタリングを必要とする場面では、モニターヘッドフォンを使うようにしましょう。
モニターヘッドフォンの選び方
モニターヘッドフォンは機種によって、ハウジング構造や再生周波数帯域に違いがあり、自分の用途に合ったものをしっかりと選ぶ必要があります。
モニターヘッドフォン選びのポイントは以下の3つです。
1.ヘッドフォンの種類
2.再生周波数帯域
3.プラグの種類
1.ヘッドフォンの種類
モニターヘッドホンは大きく分けて、2種類のタイプが存在します。
・密閉型タイプ
・開放型タイプ
密閉型(クローズド型)
密閉型は耳を覆うハウジング部分が閉じており、音漏れしにくい構造になったヘッドフォンです。遮音性が高く、外部の音も入り込みにくいため、レコーディングでよく使われます。
しかし、遮音性を高めるために耳をやや圧迫させてしまいます。そのため、長時間装着していると「耳が痛くなる」「聞き疲れる」といったデメリットもあります。
・遮音性が高い
・聞き疲れしやすい
・装着感が悪い
開放型(オープンエア型)
開放型は耳を覆うハウジング部分が開いており、音抜けが良くなったヘッドフォンです。構造的に音漏れが起きやすいですが、音がこもらないため、自然なサウンドで聞くことができます。
開放型は耳を密閉せずに装着できるので「耳が痛くならない」「聞き疲れしにくい」といった特徴もあります。また、半開放させたセミオープン型というのもあるので、自分の用途に合ったものを選ぶようにしましょう。
・自然な音で聞ける
・聞き疲れしにくい
・装着感が良い
・音漏れしやすい
2.再生周波数帯域を確認する
ヘッドフォンが再生できる音域は再生周波数帯域で確認することができます。再生周波数帯域は「〇Hz~〇Hz」のように表記され、なるべく広範囲をカバーしていることが望ましいです。
モニターヘッドフォンの場合は5Hz~30,000Hz前後に対応しているものを選ぶと良いでしょう。
3.プラグを確認する
モニターヘッドフォンには2種類のプラグが存在し、お使いのオーディオインターフェイスに合ったものを選ぶ必要があります。
・3.5mmステレオミニプラグ
・6.3mmステレオ標準プラグ
3.5mmステレオミニプラグ
私達が普段から使っているヘッドフォンと同サイズの3.5mmステレオミニプラグ。こちらのプラグはテレビやパソコン用ヘッドフォンにも採用されているので、一度は目にしたことがあると思います。
お使いのオーディオインターフェイスが6.3mmステレオ標準プラグ対応の場合は、変換プラグを介して接続しましょう。変換プラグはヘッドフォンに付属していることもあります。
6.3mmステレオ標準プラグ
音楽制作でよく使われる6.3mmステレオ標準プラグ。こちらのプラグはさまざまな音響機器で使われており、多くのオーディオインターフェイスでも採用されています。
お使いのオーディオインターフェイスが3.5mmステレオミニプラグ対応の場合は、変換プラグを介して接続することができます。
●変換プラグは単品でも販売している
モニターヘッドフォンがオーディオインターフェイスに対応していない場合は、変換プラグを使いましょう。変換プラグは単品でも販売しているので、1つずつ持っておくと便利です。
おすすめのモニターヘッドフォン7選!
SONY MDR-CD900ST
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・再生周波数:5-30,000Hz
・出力端子:ステレオ標準プラグ
・感度:106dB
日本の音楽業界でもっとも使用されているSONY社のモニターヘッドフォン。日本のレコーディングスタジオでは常に常備されていることが多く、誰もが知っている定番モデルです。
MDR-CD900STはその性質上、すべての音が近くで鳴っているように聴こえます。そのため、演奏の細かいミスやノイズの有無を確認したいときに活躍してくれます。
「定番な密閉型ヘッドフォンが欲しい」
「細かいミスやノイズの有無を確認したい」
といった時におすすめなヘッドフォンです。
SONY MDR-7506
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・再生周波数:10-20,000Hz
・出力端子:ステレオミニプラグ(変換プラグ付)
・感度:106dB
世界中のミュージシャンが愛用しているSONY社のモニターヘッドフォン。国内ではMDR-CD900STが人気なのに対し、海外ではMDR-7506のほうが人気があります。
MDR-7506は全帯域をバランスよく再生してくれるヘッドフォンなので、ミキシングやマスタリングといったモニタリングが必要な場面で活躍してくれます。
「ミキシングやマスタリングで使いたい」
「定番な密閉型ヘッドフォンが欲しい」
といった時におすすめなヘッドフォンです。
AKG K72
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・再生周波数:16-20,000Hz
・出力端子:ステレオミニプラグ(変換プラグ付)
・感度:97dB
驚きのコストパフォーマンスを誇るAKG社のモニターヘッドフォン。低価格ながら必要最低限のスペックを持っており、初めてのモニターヘッドフォンとしてもおすすめです。
「リーズナブルなヘッドフォンが欲しい」
「とりあえず1個ヘッドフォンを持っておきたい」
というかたにおすすめなヘッドフォンです。
AKG K701
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・再生周波数:10-39,800Hz
・出力端子:ステレオ標準プラグ(変換プラグ付)
・感度:105dB
AKG社の代表作とも言える白を基調としたデザインの開放型ヘッドフォン。白銀の美しい外観が特徴的で、TVアニメ「けいおん!」の人気キャラクターが愛用していたことでも有名です。
K701にはAKG社が開発した「バリモーション・テクノロジー」と「TWO-LAYERダイヤフラム」が採用されており、高域特性を維持しながら、透明感のある中高域を再生してくれます。
「おしゃれなヘッドフォンが欲しい」
「臨場感のあるサウンドで聴きたい」
というかたにおすすめなヘッドフォンです。
AKG K702
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・再生周波数:10-39,800Hz
・出力端子:ステレオミニプラグ(変換プラグ付)
・感度:105dB
K701に並ぶ人気を誇るAKG社の開放型ヘッドフォン。カラーリングを白銀からネイビーに変更し、ケーブルも着脱可能なものへと切り替わりました。
こちらにもAKG社が開発した「バリモーション・テクノロジー」と「TWO-LAYERダイヤフラム」が採用されており、高域特性を維持しながら、明瞭な中高域を再生してくれます。
「定番な開放型ヘッドフォンが欲しい」
「ケーブルは着脱可能なほうが良い」
といったかたにおすすめなヘッドフォンです。
AKG K712 PRO
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・再生周波数:10-39,800Hz
・出力端子:ステレオミニプラグ(変換プラグ付)
・感度:93dB
大定番のK701やK702の上位モデルにあたるAKG社の開放型ヘッドフォン。ブラックXオレンジの魅力的なカラーリングが特徴的で、存在感のあるヘッドフォンになっています。
K712 PROは低音から高音までをバランス良く再生してくれるオールマイティさを持ったヘッドフォンなので、どのようなジャンルにも対応することができます。
「どんなジャンルにも対応できるヘッドフォンが欲しい」
「とにかく良いヘッドフォンを使いたい」
というかたにおすすめなヘッドフォンです。
AKG K240MK2
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・再生周波数:15-25,000Hz
・出力端子:ステレオミニプラグ(変換プラグ付)
・感度:91dB
大定番のK240 Studioの後続モデルにあたるAKG社のモニターヘッドフォン。こちらは半開放のセミオープン型で、密閉型と開放型の中間に位置するヘッドフォンとなっています。
K240MK2はセミオープン型特有の自然な音抜けの良さが特徴的で、世界中のレコーディングスタジオや放送局などでも使用されています。
「定番なセミオープン型ヘッドフォンが欲しい」
「セミオープン型特有のサウンドで聴きたい」
というかたにおすすめなヘッドフォンです。
まとめ
今回はモニターヘッドフォンの選び方について説明しました。
ヘッドフォン選びは用途さえ決まっていれば、比較的選びやすい機材ですが、人それぞれ感覚的な基準が違うため、意外と奥が深いアイテムとなっています。
できれば楽器店へ足を運び、比較しながら選ぶのがベストですが・・
「楽器店にヘッドフォンの試聴コーナーがない」
「そもそも聴いても違いが分かる自信がない」
というかたも多いと思うので、定番なヘッドフォンの中から気になるものを一つ選んで使ってみると良いでしょう。
当サイトでは、DTMに必要な機材を多数紹介しています。これからDTMを始めるかたはこちらの記事も合わせてご覧ください。