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3.ベース弦を設定しよう!【STRING編】_MODO BASS

MODO BASS 2では、フレットの有無や弦の本数、太さ、弦高、使用状態などを細かく設定でき、サウンドのニュアンスを自由に調整できます。

そこでこの記事では、弦の本数やゲージの選び方に加え、弦高や使用状態が音に与える影響についても詳しく説明します。

 

この記事を読めば、STRINGセクションの使い方が分かるようになるので、弦の特性を細かく調整したい方は、ぜひ最後までご覧ください。

 

 

 

STRINGセクションの使い方

ここでは、STRINGセクションの基本操作について説明します。

 

FINGERBOARD(フィンガーボード)


FINGERBOARDはフレット付きとフレットレスを切り替える機能です。フレット付きでは音程を正確にコントロールしやすく、はっきりとした音が得られます。

フレットレスにすると、フレットによる区切りがなくなり、スムーズな音程変化や独特のニュアンスを表現できます。

 

フレット付きとフレットレスの違いを聴いてみよう!

フレット付きとフレットレスでスライド奏法を演奏した音色です。最初の演奏はフレット付きなので、音程がはっきりと区切られた滑らかなスライドになっています。

次の演奏はフレットレスなので、フレットによる区切りがなく、より自然で連続的なスライドになっています。

 

STRINGS(ストリングス)


STRINGSは弦の本数を指定する機能です。弦の数は4~6本の範囲で設定でき、4弦ベースを6弦に変更したり、5弦ベースを4弦として使用したりできます。

設定した弦の本数は、画面上のフレットボードにリアルタイムで反映されます。

 

DROP(ドロップ)


DROPは最も低い弦のチューニングを全音下げる機能です。この機能を「ON」にすると、最低音が全音低くなり、ロックやメタルなどで求められる重厚な低音が得られます。

たとえば、4弦ベースの場合は最低音が「E」から「D」に変わり、低音域がさらに強調され、より迫力のあるサウンドが生まれます。

 

ACTION(アクション)


ACTIONは弦の高さ(弦高)を設定する機能です。弦高を変えることで、サスティンや響きが変化し、音色にも影響を与えます。

Standard:一般的な弦高
High:高めの弦高
Low:低めの弦高

 

弦の高さによる違いを聴いてみよう!

一般的な弦高、高めの弦高、低めの弦高の順番で演奏した音色です。最初の演奏は一般的な弦高なので、低音から高音までバランスの取れた音色になっています。

次の演奏は高めの弦高に設定しているため、アタックが柔らかくなり、音に丸みが出ています。最後の演奏は低めの弦高なので、アタックが際立ち、タイトで明瞭な音色になっています。

 

TYPE(タイプ)


TYPEは弦の種類を指定する機能です。弦には「Round Wound」と「Flat Wound」の2種類があり、使用する弦に応じて音のキャラクターが変わります。

Round Wound:巻き線が施されており、明るくクリアな音色が特徴。
Flat Wound:滑らかな表面を持ち、丸みのある落ち着いた音色が特徴。

 

「Round Wound」と「Flat Wound」の違いを聴いてみよう!

「Round Wound」と「Flat Wound」で演奏した音色です。最初の演奏は「Round Wound」を使用しているため、明るく歯切れの良い音色になっています。

次の演奏は「Flat Wound」を使用しているため、滑らかで丸みのある音色になっています。

 

GAUGE(ゲージ)


GAUGEは弦の太さを指定する機能です。弦の太さによって、音の太さやアタック感が変化し、演奏のニュアンスにも影響を与えます。

Heavy:太い弦
Medium:標準的な弦
Light:細い弦

 

弦の太さによる違いを聴いてみよう!

標準的な弦、太い弦、細い弦の順番で演奏した音色です。最初の演奏は標準的な弦なので、低音から高音までバランスの取れた音色になっています。

次の演奏は太い弦を使用しているため、低音に厚みが加わり、より力強い響きになっています。最後の演奏は細い弦なので、高音が際立ち、シャープで明瞭な音色になっています。

 

AGE(エージ)


AGEは弦の使用状態を指定する機能です。新品の状態から使い込まれた状態まで設定でき、弦の劣化による音の丸みやトーンの変化をシミュレーションできます。

New:張り替えたばかりの新しい弦
Broken in:少し使用され、馴染んだ状態の弦
old:長時間使用された古い弦

 

弦の使用状態による違いを聴いてみよう!

馴染んだ状態の弦、古い弦、新しい弦の順番で演奏した音色です。最初の演奏は馴染んだ状態の弦なので、適度な明るさと柔らかさを持ち、バランスの取れた音色になっています。

次の演奏は古い弦を使用しているため、高音が抑えられ、響きがこもった柔らかい音になっています。最後の演奏は新しい弦なので、高音域が際立ち、クリアで張りのある音色になっています。

 

A4 REFERENCE(A4 リファレンス)


A4 REFERENCEは基準ピッチの周波数を設定する機能です。通常、A4(ラ)の音は440Hzが標準ですが、この値を変更すると楽器全体のチューニングを調整できます。

設定可能範囲は430.0~450.0Hzで、他の楽器との調和や演奏スタイルに応じた微調整が可能です。

 

 

まとめ

今回は弦の本数やゲージの選び方に加え、弦高や使用状態が音に与える影響についても詳しく説明しました。

MODO BASS 2では、これらの設定を調整することで、理想のサウンドを作り込めます。弦の特性を活かしながら、自分の演奏スタイルに最適なセッティングを見つけましょう。

 

MODO BASS 2の使い方講座では、各セクションごとに機能を解説しています。他のセクションの機能についても詳しく知りたい方は、関連記事もあわせてご覧ください。

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