6.エフェクターを設定しよう!【STUDIO編】_MODO BASS
MODO BASS 2のSTUDIOセクションには、歪み系から空間系まで多彩なエフェクターが用意されており、音に厚みや広がりを加えることができます。
そこでこの記事では、各エフェクターの種類やパラメーターの働きを紹介し、音作りにどのような影響を与えるかを詳しく説明します。
この記事を読めば、エフェクターの効果や使い方が分かるようになるので、理想のベースサウンドを作りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
エフェクターの設定画面を表示する
STUDIOセクションでは、アンプとエフェクターの設定画面を切り替えて使用します。ここではエフェクターの設定画面を表示する方法を見ていきましょう。
1.エフェクターの設定画面を表示するには、画面上のエフェクターをクリックします。
2.エフェクターの設定画面が表示されました。
3.エフェクターは最大4つまで組み合わせて使用でき、クリックでオン/オフを切り替えられます。
4.オン/オフの切り替えは、画面上のエフェクターを直接クリックして行うこともできます。
エフェクターを設定する
MODO BASS 2には7種類のエフェクターが用意されています。それぞれのエフェクトを組み合わせることで、多彩なサウンドメイクが可能です。
それでは、7つのエフェクターを順に見ていきましょう。
Octaver(オクターバー)
Octaverは原音に1オクターブ下の音を加えて厚みを出すエフェクトです。設定を調整すれば、原音とオクターブ音の比率や音の質感をコントロールできます。
それでは、オクターバーの設定画面を1つずつ見ていきましょう。
BLEND(ブレンド)
BLENDは原音とオクターブ音の混ざり具合を調整するパラメーターです。原音をしっかり残したい場合は低めに、オクターブ音を際立たせたい場合は高めに設定します。
BLENDによる音色の変化を聴いてみよう!
BLENDを「3.0」と「7」に設定したベース音源です。最初の音源はBLENDが「3.0」に設定されているため、原音寄りで自然な音色になっています。
次の音源はBLENDが「7」に設定されているため、オクターブ音が強く混ざった太く広がりのあるサウンドになっています。
VOLUME(ボリューム)
VOLUMEはオクターバーの音量を調整するパラメーターです。数値を上げるとブレンド後の音量が大きくなり、下げると小さくなります。
VOLUMEによる音色の変化を聴いてみよう!
VOLUMEを「3.0」と「10」に設定したベース音源です。最初の音源はVOLUMEが「3.0」に設定されているため、出力が抑えられた控えめな音色になっています。
次の音源はVOLUMEが「10」に設定されているため、音量が上がり、より前に出るサウンドになっています。
TEXTURE(テクスチャー)
TEXTUREはオクターブ音の質感や輪郭をコントロールするパラメーターです。数値を上げると音に粗さやエッジが加わり、下げると滑らかで柔らかい印象になります。
TEXTUREによる音色の変化を聴いてみよう!
TEXTUREを「0」と「10」に設定したベース音源です。最初の音源はTEXTUREが「0」に設定されているため、なめらかでクリアな音色になっています。
次の音源はTEXTUREが「10」に設定されているため、粗さが加わったざらつきのあるサウンドに変化しています。
Distortion(ディストーション)
Distortionは音を強く歪ませるエフェクトです。倍音やサスティンを強調することで、存在感のある力強いサウンドを生み出せます。
それでは、ディストーションの設定画面を1つずつ見ていきましょう。
DRIVE(ドライブ)
DRIVEは歪みの強さを調整するパラメーターです。値を上げるほど倍音が増え、サウンドにザラつきや迫力が加わります。
DRIVEによる音色の変化を聴いてみよう!
DRIVEを「0」と「10」に設定したベース音源です。最初の音源はDRIVEが「0」に設定されているため、クリーンで自然な音色になっています。
次の音源はDRIVEが「10」に設定されているため、倍音が増え、歪みの強い荒々しいサウンドになっています。
TONE(トーン)
TONEは音の明るさや高音の出方を調整するパラメーターです。上げるとシャープで抜けの良い音になり、下げると落ち着いた丸い音になります。
TONEによる音色の変化を聴いてみよう!
TONEを「0」と「10」に設定したベース音源です。最初の音源はTONEが「0」に設定されているため、高音が抑えられた、ややこもった印象のサウンドになっています。
次の音源はTONEが「10」に設定されているため、高音が際立ち、シャープで抜けの良い音色になっています。
VOLUME(ボリューム)
VOLUMEはエフェクト全体の出力音量を調整するパラメーターです。上げると存在感が増し、下げると控えめな印象になります。
VOLUMEによる音色の変化を聴いてみよう!
VOLUMEを「-20」と「20」に設定したベース音源です。最初の音源はVOLUMEが「-20」に設定されているため、音量が小さく控えめなサウンドになっています。
次の音源はVOLUMEが「20」に設定されているため、音量が大きくなり、より存在感のある音色になっています。
MIX(ミックス)
MIXは原音とエフェクト音のバランスを調整するパラメーターです。値を上げるほどエフェクト音が強調され、下げると原音の比率が高くなります。
MIXによる音色の変化を聴いてみよう!
MIXを「20%」と「80%」に設定したベース音源です。最初の音源はMIXが「20%」に設定されているため、原音が中心のナチュラルなサウンドになっています。
次の音源はMIXが「80%」に設定されているため、エフェクト音が強調された、より歪みの効いた音色になっています。
Chorus(コーラス)
コーラスは音に揺らぎと厚みを加えるエフェクトです。設定を変えることで、自然な広がりから深いモジュレーションまで表現できます。
それでは、コーラスの設定画面を1つずつ見ていきましょう。
RATE(レート)
RATEはコーラスの揺れ(モジュレーション)の速さを調整するパラメーターです。数値を上げると揺れが速くなり、下げるとゆったりとした揺れになります。
RATEによる音色の変化を聴いてみよう!
RATEを「3」と「8.0」に設定したベース音源です。最初の音源はRATEが「3」に設定されているため、揺れがゆっくりで、落ち着いたコーラス効果の音色になっています。
次の音源はRATEが「8.0」に設定されているため、揺れが速くなり、モジュレーションが強調されたサウンドになっています。
DEPTH(デプス)
DEPTHはコーラスの揺れ(モジュレーション)の深さを調整するパラメーターです。数値を上げると揺れの幅が大きくなり、下げると揺れが小さくなります。
DEPTHによる音色の変化を聴いてみよう!
DEPTHを「3」と「10」に設定したベース音源です。最初の音源はDEPTHが「3」に設定されているため、揺れの幅が小さく、控えめなコーラス効果の音色になっています。
次の音源はDEPTHが「10」に設定されているため、揺れが大きくなり、広がりのあるサウンドに仕上がっています。
VOLUME(ボリューム)
VOLUMEはコーラスの音量を調整するパラメーターです。数値を上げるとコーラスの音量が大きくなり、下げると小さくなります。
VOLUMEによる音色の変化を聴いてみよう!
VOLUMEを「0」と「10」に設定したベース音源です。最初の音源はVOLUMEが「0」に設定されているため、コーラスの音量がゼロになり、原音のみのシンプルな音色になっています。
次の音源はVOLUMEが「10」に設定されているため、コーラスの効果が最大限に発揮され、広がりと揺れのあるサウンドになっています。
Comp(コンプレッサー)
コンプレッサーは音量のばらつきを抑えてサウンドを整えるエフェクトです。ダイナミクスをコントロールし、音の粒を揃えて聴きやすくします。
それでは、コンプレッサーの設定画面を1つずつ見ていきましょう。
COMP(コンプ)
COMPは圧縮の強さを調整し、音量のばらつきを抑えるパラメーターです。値を上げると大きな音が抑えられ、まとまりのある安定したサウンドになります。
COMPによる音色の変化を聴いてみよう!
COMPを「0」と「5」に設定したベース音源です。最初の音源はCOMPが「0」に設定されているため、ダイナミクスの幅がそのまま残った自然な音色になっています。
次の音源はCOMPが「5」に設定されているため、音の粒がそろい、まとまりのあるサウンドに変化しています。
VOLUME(ボリューム)
VOLUMEはコンプレッサー通過後の出力音量を調整するパラメーターです。数値を上げると音量が大きくなり、下げると小さくなります。
VOLUMEによる音色の変化を聴いてみよう!
VOLUMEを「4」と「7.0」に設定したベース音源です。最初の音源はVOLUMEが「4」に設定されているため、コンプレッサー後の音が控えめになっています。
次の音源はVOLUMEが「7.0」に設定されているため、音量が持ち上がり、より存在感のあるサウンドになっています。
GAIN REDUCTION(ゲインリダクション)
GAIN REDUCTIONはコンプレッサーの圧縮量を視覚的に示す機能です。再生中にメーターをチェックすることで、どのくらい圧縮されているかを確認できます。
画像のように、オレンジのバーが左に伸びるほど、音がどれだけ抑えられているかが分かります。
Delay(ディレイ)
ディレイは音を遅らせて繰り返し再生するエフェクトです。残響の長さや反復回数を調整することで、空間的な広がりやリズムの変化を作り出せます。
それでは、ディレイの設定画面を1つずつ見ていきましょう。
FEEDBACK(フィードバック)
FEEDBACKはディレイ音(エコー)が何回繰り返されるかを調整するパラメーターです。値を上げると反復が増え、長く続くエコー効果が得られます。
FEEDBACKによる音色の変化を聴いてみよう!
FEEDBACKを「0」と「6.0」に設定したベース音源です。最初の音源はFEEDBACKが「0」に設定されているため、ディレイ音の反復回数が少なく、エコーが短い音色になっています。
次の音源はFEEDBACKが「6.0」に設定されているため、ディレイ音が複数回反復し、残響が強調された広がりのあるサウンドになっています。
TIME(ディレイタイム)
TIMEはディレイ音が鳴るまでの時間を調整するパラメーターです。数値を上げるとディレイ音が遅れて再生され、下げると素早く鳴るようになります。
TIMEによる音色の変化を聴いてみよう!
TIMEを「200」と「600」に設定したベース音源です。最初の音源はTIMEが「200」に設定されているため、短いディレイタイムで素早く反響するエコーが加わった音色になっています。
次の音源はTIMEが「600」に設定されているため、ディレイ音が遅れて再生され、広がりのある残響が加わったサウンドになっています。
DRY(ドライ)
DRYは原音(エフェクトがかかっていない音)の音量を調整するパラメーターです。数値を上げると原音が強調され、下げると原音が小さくなり、相対的にディレイ音が目立つようになります。
DRYによる音色の変化を聴いてみよう!
DRYを「1.0」と「8.0」に設定したベース音源です。最初の音源はDRYが「1.0」に設定されているため、原音が小さく、ディレイ音が目立つ音色になっています。
次の音源はDRYが「8.0」に設定されているため、原音が強調され、ディレイ音との一体感が増したサウンドになっています。
WET(ウェット)
WETはディレイ音(エフェクトがかかった音)の音量を調整するパラメーターです。数値を上げるとディレイ音が強調され、下げるとディレイ音が小さくなり、原音が際立ちます。
WETによる音色の変化を聴いてみよう!
WETを「3」と「10」に設定したベース音源です。最初の音源はWETが「3」に設定されているため、ディレイ音が控えめで、原音が際立った音色になっています。
次の音源はWETが「10」に設定されているため、ディレイ音が強調され、原音との一体感が増したサウンドになっています。
Env Filer(エンベロープ・フィルター)
エンベロープ・フィルターは演奏の強弱に応じてカットオフ周波数が変化するエフェクトです。フィルターが動くことで、音にうねりやワウのような効果が生まれます。
それでは、エンベロープ・フィルターの設定画面を1つずつ見ていきましょう。
FREQ(フリーケンシー)
FREQはどの音域からフィルターがかかり始めるかを決めるパラメーターです。数値を上げると高音寄りに、下げると低音寄りに、フィルターの効く帯域が移動します。
LP(ローパス)フィルターの場合は、FREQを動かすことで赤点(カットオフ周波数)が左右に移動し、高音をどこからカットするかを調整できます。
DEPTH(デプス)
DEPTHは演奏の強弱に応じて変化するフィルターのかかり具合を調整するパラメーターです。値を上げると強弱による変化が大きくなり、音により強いうねりや動きが加わります。
DEPTHによる音色の変化を聴いてみよう!
ローパスでDEPTHを「0」と「10」に設定したベース音源です。最初の音源はDEPTHが「0」に設定されているため、フィルターが動かず、平坦で落ち着いた音色になっています。
次の音源はDEPTHが「10」に設定されているため、演奏の強弱に応じてフィルターが開き、うねりや表情のあるサウンドに変化しています。
RESONANCE(レゾナンス)
RESONANCEはカットオフ周波数付近の音を強調するパラメーターです。値を上げるとクセのある鋭い音になり、フィルター効果がよりはっきり感じられます。
RESONANCEによる音色の変化を聴いてみよう!
ローパスでRESONANCEを「0」と「10」に設定したベース音源です。最初の音源はRESONANCEが「0」に設定されているため、カットオフ付近が強調されず、滑らかな音色になっています。
次の音源はRESONANCEが「10」に設定されているため、カットオフ付近が際立って、鋭くクセのあるサウンドに変化しています。
LP(ローパスフィルター)
LP(ローパス)は高域をカットし、低域を通すフィルターです。FREQを動かすことで、どの周波数まで高域をカットするかを決められます。
LPでFREQを調整した音色を聴いてみよう!
ローパスでFREQを「300」と「5000」に設定したベース音源です。最初の音源はFREQが「300」に設定されているため、高域が大きくカットされ、こもったような音色になっています。
次の音源はFREQが「5000」に設定されているため、高域がしっかり残り、明るく抜けの良いサウンドになっています。
BP(バンドパスフィルター)
BP(バンドパス)は特定の周波数帯だけを通すフィルターです。FREQを動かすことで、どの帯域を中心に通すかを設定できます。
BPでFREQを調整した音色を聴いてみよう!
バンドパスでFREQを「300」と「3000」に設定したベース音源です。最初の音源はFREQが「300」に設定されているため、低域が中心となり、太くてこもった音になっています。
次の音源はFREQが「3000」に設定されているため、中高域が目立ち、明るく軽いサウンドに変化しています。
HP(ハイパスフィルター)
HP(ハイパス)は低域をカットし、高域を通すフィルターです。FREQを動かすことで、どの周波数から下をカットするかを決められます。
HPでFREQを調整した音色を聴いてみよう!
ハイパスでFREQを「10」と「700」に設定したベース音源です。最初の音源はFREQが「10」に設定されているため、低域がしっかり残った太い音になっています。
次の音源はFREQが「700」に設定されているため、低域が大きくカットされ、軽くて細いサウンドになっています。
Graphic EQ(グラフィックイコライザー)
Graphic EQは帯域ごとの音量を調整し、音のバランスを整えるパラメーターです。低域を強調したり、高域を抑えたりすることで、音に厚みや抜けの良さを加えられます。
各スライダーは特定の周波数帯を担当しており、必要に応じて個別に操作できます。
PIEZO/STOMP OUT/AMP
PIEZO/STOMP OUT/AMPは、それぞれの出力先の音量を調整するパラメーターです。アンプとエフェクターで共通の項目になっており、どちらの画面からでも同じように操作できます。
PIEZO(ピエゾ)
PIEZOはピエゾピックアップの出力音量を調整するパラメーターです。アコースティックのようなクリアな音を取り入れたいときに使います。
PIEZOは、音の流れに沿って見ると次の位置にあります。
STOMP OUT(ストンプアウト)
STOMP OUTはエフェクター出力の音量を調整するパラメーターです。歪みや空間系など、エフェクトの音量バランスを整えたいときに使います。
STOMP OUTは、音の流れに沿って見ると次の位置にあります。
AMP(アンプ)
AMPはアンプ出力の音量を調整するパラメーターです。他の出力に対して、アンプの音をどのくらい加えるかを決めるときに使います。
AMPは、音の流れに沿って見ると次の位置にあります。
まとめ
今回は各エフェクターの種類やパラメーターの働きを紹介し、音作りにどのような影響を与えるかを詳しく説明しました。
MODO BASS 2では、エフェクターを活用することで、サウンドの印象を大きく変えられます。それぞれの特徴を活かしながら、理想のサウンドに近づけてみてください。
MODO BASS 2の使い方講座では、各セクションごとに機能を解説しています。他のセクションの機能についても詳しく知りたい方は、関連記事もあわせてご覧ください。