メトロノームの種類と選び方
メトロノームとは一定のテンポでリズムを刻んでくれるアイテムです。楽器の上達には欠かせない道具になるので、1台は手元に置くようにしましょう。
今回はメトロノームの種類と選び方について説明します。
メトロノームの必要性
メトロノームを使った練習は退屈そのものですが、使わない練習を繰り返しているとリズム感が養われません。リズムは音楽の三大要素の1つでもあり、非常に大切なものになります。
リズム感が悪い人の演奏は、どれだけ上手く弾けても、下手な演奏に聞こえてしまいます。皆さんはそうならないように、メトロノームを使った練習を習慣づけましょう。
メトロノームの種類
メトロノームには2種類のタイプが存在します。
機械式メトロノーム(振り子タイプ)
昔からあるメトロノーム。学校の音楽室に置いてあったと思うので、一度は見たことがあるでしょう。振り子の原理を応用して、リズムを刻みます。
音が聞き取りやすい
視覚的にリズムを取りやすい
直感的に操作できる
ピアノの音に埋もれない
水平な場所じゃないと使えない
ヘッドホン端子がない
耐久性が低い
音量の調整ができない
電子式メトロノーム
機械式の欠点を克服したメトロノーム。テンポや拍子を入力してリズムを刻みます。電子式は画面上に振り子を表示できるタイプも存在します。
ヘッドホン端子が付いている
設置状態による影響を受けない
音色が変えられるタイプも存在する
音量調整が可能である
電子音なので、人によって不快な音と感じる
視認性は振り子タイプのほうが上
メトロノームはスマホでも使える!
メトロノームはスマホでも使えます。アプリ版は必要最低限の機能しか付いていないことがほとんどですが、無料で使えるものが数多く存在します。
リズムを刻むだけで良ければ、アプリ版でも十分間に合うでしょう。
メトロノーム選びのポイント
3種類のメトロノームを紹介しましたが、どのタイプにも良い点と悪い点が存在します。次は自分に合ったメトロノームの見つけ方を見ていきましょう。
大きな音が出せる環境かどうか
大きな音が出せる環境にいないかたは電子式かアプリ版がおすすめです。機械式には音量調整やヘッドフォン端子がついていないため、場所や時間帯によっては少々使いづらいでしょう。
自宅以外でも使うかどうか
外出先でも使うつもりのかたは、電子式かアプリ版がおすすめです。機械式はサイズが大きく、耐久性もあまり高くないので、持ち出し用に適しません。
練習する楽器は何か
ギターやドラム練習に使う場合は、置き場所を選ばない電子式がおすすめです。電子式はヘッドフォン端子付きがほとんどなので、爆音上でも音がかき消される心配がありません。
逆にピアノ練習に使う場合は、視認性に優れた機械式が良いでしょう。
まとめ
今回はメトロノームの選び方について説明しました。メトロノームは楽器の上達に影響を与えるアイテムなので、必ず1台は用意しましょう。