8．音楽エディターでドラムを打ち込もう！_Studio One
音楽エディターでは、ドラムの打ち込みも行なえます。ドラムの打ち込みはパターンエディターやドラムエディターを使うことが多いですが、音楽エディターにも慣れておきましょう。
今回は音楽エディターを使って、ドラムパートの打ち込みを行ないます。それでは一緒に見ていきましょう。
ドラム音源を準備する
まずはドラム音源を準備しましょう。今回はStudio Oneに付属されているプラグイン音源「Presence」を使用します。
1．ブラウザからインストゥルメントを選択します。
2．インストゥルメントの中からプラグイン音源「Presence」を選びます。
3．アレンジビューにプラグイン音源「Presence」をドラッグ＆ドロップしましょう。
4．プラグイン音源「Presence」が表示されました。
5．プラグイン音源「Presence」にドラムの音色を設定します。今回は「Basic Kit」を選びましょう。
6．プラグイン音源「Presence」にドラムの音色が設定されました。
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Studio Oneは新たに音源を追加することもできます。無料で音も良いドラム音源を使用したいかたは、こちらの記事もあわせてご覧ください。
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7．これで打ち込みの準備は完了です。
音楽エディターで打ち込み（ドラム編）
それでは実際にドラムパートを打ち込んでみましょう。
1．まずは音楽エディターを表示させるため、矢印ツールに切り替えます。
2．トラックをダブルクリックし、イベント（音符入力用の入れ物）を作成します。
3．1小節分のイベントが作成されました。
4．今回は4小節分のドラムパートを打ち込みたいので、以下の方法で入力範囲を広げましょう。
5．入力範囲を広げたら、イベントをダブルクリックし、音源エディターを表示させます。
6．編集ビューに音楽エディターが表示されました。
7．ドラムの打ち込みを行ないます。音楽エディターの鉛筆アイコンをクリックし、ペイントツールに切り替えましょう。
8．打ち込むMIDIノートの長さを選択します。今回は「1/16（16分音符）」を選びます。
9．MIDIノートの長さを変更したら、音楽エディター上で「C1」の位置を左クリックしましょう。
10．「バスドラム（C1）」が音楽エディターに打ち込まれました。
11．同じ要領でバスドラムと「スネア（D1）」を打ち込みましょう。
12．続けて、「クラッシュシンバル（C#2）」と「クローズ・ハイハット（F#1）」、「オープン・ハイハット（A#1）」を打ち込みます。
13．1小節分のドラムパートが完成しました。
14．今度はドラムパートをコピーします。音楽エディターを矢印ツールに切り替えて、1小節分のドラムパートを囲みましょう。
15．そして、「Alt」を押した状態で2小節目にドラムパートをコピーします。
16．2小節目にドラムパートがコピーされました。
17．同じ要領で3～4小節目にもコピーすれば、ドラムループの完成です。
18．最後に再生ボタンを押して、ドラムトラックを再生してみましょう。
ベロシティを調整する
ベロシティは音の強さを表すパラメーターです。打ち込んだMIDIノートはベロシティが一定になっているため、人間らしい演奏に近づけるには、ベロシティの調整が必要になります。
今回はハイハットのベロシティを調整し、音色に強弱を付けてみましょう。
1．音楽エディターの矢印アイコンをクリックし、矢印ツールに切り替えます。
2．「Ctrl」+「Alt」を押した状態で1拍目のクローズ・ハイハットを選択しましょう。
3．そして、マウスを上下に動かすとベロシティを調整することができます。
4．1拍目のクローズ・ハイハットのベロシティが変更されました。
5．ちなみにベロシティは数値で入力することもできます。数値で入力する場合はMIDIノートを選択したあとで、左側のインスペクターでベロシティ値を入力します。
6．残りのクローズ・ハイハットはまとめて調整しましょう。左クリックしたまま残りのハイハットを囲んでください。
7．クローズ・ハイハットが選択された状態になりました。
8．3拍目頭のハイハットはベロシティを変更しないので「Shift」を押したまま左クリックし、選択状態を解除しましょう。
9．そして、ベロシティに「40」と入力すれば、選択中のMIDIノートがまとめて変更されます。
10．これでハイハットに強弱を付けたドラムループが完成しました。
11．最後にベロシティの調整有りと無しを比較してみましょう。ちょっと分かりにくいですが、ベロシティを調整したドラムループのほうが強弱が付いていて、ドラムっぽいです。
・ベロシティを調整していないドラムループ
・ベロシティを調整したドラムループ
まとめ
今回は音楽エディターを使って、ドラムの打ち込みかたを説明しました。ドラムはドラムエディターやパターンエディターでも打ち込めるので、自分に合ったエディターを使いましょう。
Studio Oneの使い方記事は随時追加予定です。使い方が分からないかたは以下の記事も参考にしてみてください。
