5.拍子/テンポの設定_Cubase
音楽制作を始める前に覚えておきたいのが、プロジェクトの拍子やテンポの設定方法です。これらの設定方法を覚えておくだけで、曲に合ったテンポや拍子で音楽を作ることができます。
今回はテンポや拍子の設定方法を説明しつつ、途中でテンポや拍子を変更する方法も紹介します。それでは一緒に見ていきましょう。
拍子を設定する
まずはプロジェクトに拍子を設定しましょう。今回は4/4拍子を3/4拍子に変更してみます。
1.拍子を確認しやすいように、MIDIトラックを1つ準備しましょう。
2.MIDIトラックが1つ追加されました。
3.ツールバーの鉛筆マークを押し、MIDIトラックを左クリックします。
4.キーエディターが表示されました。
5.キーエディターのルーラーを見ると、現在4/4拍子なのが確認できる。
6.これを3/4拍子に変更するため、トランスポートバーの拍子をクリックします。
7.拍子が表示されていない場合は、テンポの右端にカーソルを合わせて表示させましょう。
8.拍子に3/4と入力します。
9.プロジェクトが3/4拍子に変更されました。
途中から拍子を変更する
途中から拍子を変更する場合は、拍子トラックを使用します。今回は2小節目以降の拍子を4/4拍子に変更してみましょう。
1.拍子トラックを追加します。
2.拍子トラックが追加されました。
3.現在は3/4拍子なので、2小節目以降を4/4拍子に変更します。
4.ツールバーの鉛筆マークを押し、2小節目を左クリックします。
5.2小節目以降が4/4拍子に変更されました。
6.ちなみに、拍子を再度変更する場合は、左ゾーンで修正することができます。
●拍子を削除する
拍子を削除する場合は消しゴムマークを押し、消したい位置をクリックします。
テンポを設定する
次はプロジェクトにテンポを設定しましょう。今回はテンポを120から100へ変更してみます。
1.テンポはトランスポートバーで確認できます。現在のテンポは120になっている。
2.Cubaseでは2つのテンポを設定できるようになっており、ボタンを押すことでテンポを切り替えることができる。
3.最初から最後まで同じテンポにする場合はボタンを押して、テンポトラックをオフにします。
4.そして、テンポに「100」と入力すれば、プロジェクトのテンポが100に切り替わります。
途中からテンポを変更する
途中からテンポを変更する場合は、テンポトラックを使用します。今回は2小節目以降のテンポを80へ変更してみます。
1.テンポトラックを追加します。
2.テンポトラックが追加されました。
3.ボタンを押して、テンポトラックをオンにします。
4.そして、テンポトラックの2小節目をドラッグしましょう。
5.すると、左ゾーンに2小節目のテンポが表示されます。
6.左ゾーンにテンポを「80」と入力すれば、2小節目以降のテンポが80に切り替わります。
●テンポを削除する
テンポを削除する場合は消しゴムマークを押し、消したい位置をクリックします。
テンポを徐々に変化させる
テンポは徐々に変化させることもできます。今回は3小節目から4小節目に向かって、徐々にテンポが上がるように設定しました。
1.まずはスナップをONにし、単位を小節にします。こうすることで小節単位でテンポを変更することができます。
2.始点となる3小節目頭をクリックします。
3.終点となる4小節目をクリックし、テンポ150の位置までドラッグしましょう。
4.情報ラインを表示させるため、ウィンドウレイアウトの設定をクリックします。
5.「情報ライン」にチェックを入れて、情報ラインを表示させましょう。
6.情報ライン内の「タイプ」をクリックし、「ジャンプ」から「引き寄せ」に変更します。
7.3小節目から4小節目に向かって、徐々にテンポが上がるようになりました。
まとめ
今回は拍子とテンポの設定方法について説明しました。これらの設定方法を覚えておくだけで、楽曲に合ったテンポや拍子で曲作りが行なえます。
また、楽曲の途中でテンポや拍子を変更することも容易になるので、本章で説明した設定方法はしっかりとマスターしましょう。
Cubaseの使い方記事は随時追加予定です。使い方が分からないかたは以下の記事も参考にしてみてください。