【2022】おすすめのモニタースピーカー5選!<DTM初心者 機材選び方ガイド>
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DTMなどの音楽制作の場面では、一般的なオーディオスピーカーではなく、モニタースピーカーと呼ばれるものが使われます。
今回はDTMでモニタースピーカーが使われる理由を説明しつつ、自宅で使えるおすすめのモニタースピーカーを紹介します。それでは一緒に見ていきましょう!
モニタースピーカーはなぜ必要?
音楽制作では、各パートの音量や音の配置、エフェクトのかかり具合などをチェックしなければいけないため、原音を忠実に再現してくれるスピーカーが必要になります。
一般的なオーディオスピーカーは音楽が心地よく聴こえるように音が加工されているので、無加工で再生してくれるモニタースピーカーを準備しましょう。
●モニタリングって何?
モニタリングとは、制作中の楽曲を再生させて、音の状態を確認すること。モニタリングは各パートの音量や音の配置、エフェクトのかかり具合などを確かめるために必要になります。
モニタースピーカーの選び方
モニタースピーカーは機種によって、大きさや出力数などが違うので、自分の用途に合ったものをしっかりと選ぶ必要があります。
モニタースピーカー選びのポイントは以下の4つです。
1.アンプの有無
2.サイズ
3.入力端子の種類
4.音質
1.アンプの有無を確認する
モニタースピーカーには、アンプが内蔵されたタイプとアンプが内蔵されていないタイプの2種類があります。
・パッシブスピーカー :アンプが内蔵されていない
アクティブスピーカー(パワードタイプ)
アクティブスピーカーはアンプが内蔵されているので、電源を入れるだけですぐに使えます。別途アンプを準備する必要もないため、初期費用を少なく抑えることができます。
音質や出力ではパッシブスピーカーに劣ってしまいますが、スピーカーとアンプの相性を考える必要もないので、DTMではコチラのほうが主流になっています。
・オーディオ知識が浅くても問題ない
・出力が小さい
パッシブスピーカー(ノンパワードタイプ)
パッシブスピーカーはアンプを内蔵していないため、別途アンプを準備する必要があります。アンプ分の追加費用はかかりますが、自分好みの音にカスタマイズできる点がメリットです。
しかし、スピーカーとアンプの相性を考える必要があるため、初心者には少々敷居が高いスピーカーとなっています。
・出力が大きい
・自分好みの音にカスタマイズできる
・オーディオ知識が必要になる
●結局どちらが良いか?
どちらのスピーカーにもメリット・デメリットはありますが、これからDTMを始めるかたは、電源を入れただけですぐ使えるアクティブスピーカーがおすすめです。
パッシブスピーカーはオーディオ知識が必要になるので、ある程度経験を積み、理想のサウンドが明確になったときで良いでしょう。
2.サイズを確認する
モニタースピーカーは部屋の広さに合ったものを選びましょう。スピーカーはある程度の音量で鳴らすことを前提に作られているため、小音量では本来の力を発揮できません。
自宅用であれば、3インチ前後のモニタースピーカーがおすすめです。
3.入力端子の種類を確認する
モニタースピーカーは機種によって、接続できる端子の種類が違うため、今お持ちのオーディオインターフェイスと繋げるかをチェックしなければいけません。
モニタースピーカーの入力端子は以下の3種類です。
おすすめはXLRかTRSフォンです。この2つはバランス方式を採用しているため、RCA端子よりもノイズに強くなっています。
●フォン端子は2種類ある
フォン端子には、アンバランス形式のTSフォンとバランス形式のTRSフォンがあります。見た目はよく似ていますが、TRSフォンには黒線が1本多く付いています。
4.音質を確認しよう
音質は音圧レベルと周波数特性の2つを確認します。音圧レベルは電気量に対し、どれだけの音量が出せるかを意味しており、この数値が大きいほど、大きな音が出せます。
周波数特性はスピーカーが再生できる音域を表しており、低音域の数値が小さいほど低音が再生され、高音域の数値が大きいほど高音が再生されます。
自宅で使用するのであれば、音圧レベルは85dB前後、周波数特性は50hz~20khzぐらいをカバーしていれば良いでしょう。
モニタースピーカーは正しく設置しよう!
モニタースピーカーは正しくセッティングしなければ、その力を発揮させることは出来ません。スピーカーを設置する際は、以下5点に気を付けましょう。
1.壁から離す
2.三角形を作る
3.耳の位置に合わせる
4.直置きしない
5.ケーブルにゆとりを持たす
1.壁から離す
スピーカーは最低でも壁から30cmは離すように設置しましょう。壁との距離が近すぎると音が反響してしまい、正確なモニタリングが出来なくなります。
部屋が狭くて距離が取れない場合は、吸音材を使ってみるのもアリです。
2.三角形を作る
自分とスピーカーの位置関係が三角形になるように調整しましょう。スピーカーの角度も忘れずに調整してください。
3.耳の位置に合わせる
スピーカーの高さは耳の位置に合わせましょう。耳の位置に合わせることによって、ベストなサウンドで聴くことができます。
スピーカーの高さは、スピーカースタンドを使って調整しましょう。
CLASSIC PRO MST
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4.直置きしない
スピーカーの直置きNGです。床や机などに直接置いてしまうと共振してしまうので、正確なモニタリングが困難になります。
共振を軽減させるためにも、スピーカースタンドやインシュレーターを上手く活用しましょう。
audio technica AT6099
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5.ケーブルはゆとりを持たす
ケーブルの長さにはゆとりを持たせましょう。ケーブルはディスプレイやMIDIキーボードの後ろを通して繋げるので、十分なゆとりがないと長さが足りなくなります。
各機材の設置場所にもよりますが、ケーブルの長さは3mくらいはあったほうが良いでしょう。
ちなみに私は定番のカナレケーブルを使用しています。
CANARE SPC03(TRSフォン – TRSフォン 3m)
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CANARE SPC03B2(XLRオス – TRSフォン 3m)
DTM初心者におすすめなモニタースピーカー5選
YAMAHA MSP3A
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*YAMAHA MSP3Aは単品とペアがあるので、本数をよく確認しよう。
・サイズ:3インチ
・入力端子:RCA、XLR / TRSフォン
・音圧レベル:99dB
・周波数特性:67Hz~22kHz
YAMAHAの超定番モニタースピーカー「MSP3」の後継モデル。前機種よりもクリアな低域再生を実現し、大幅な軽量化にも成功。自宅用スピーカーとしてより扱いやすくなりました。
「デカいスピーカーは置けない」
「マンション住まいで大きな音が出せない」
というかたにおすすめなスピーカーです。
PRESONUS Eris E3.5
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・サイズ:3.5インチ
・入力端子:RCA、フォン
・音圧レベル:100dB
・周波数特性:54Hz~30kHz
コストパフォーマンスに優れたPresonus社のモニタースピーカー。本製品は低価格ながら25Wのパワーアンプを内蔵し、54Hz~30kHzの再生能力を持ちます。
「入力端子はノイズに強いものがよい」
「安価でも最低限のスペックは欲しい」
というかたにおすすめなモニタースピーカーとなっています。
YAMAHA HS5
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*YAMAHA HS5は単品とペアがあるので、本数をよく確認しよう。
・サイズ:5インチ
・入力端子:XLR、フォン
・音圧レベル:–
・周波数特性:54Hz~30kHz
低価格ながら高解像度を実現したYAMAHA社の定番モニタースピーカー。本製品は70Wのパワーアンプを内蔵しており、MSP3と並んで人気があるスピーカーとなっています。
「5インチスピーカーの設置スペースがある」
「部屋が広くて、大きな音も出せる」
というかたにおすすめなスピーカーです。
JBL 305P MKII
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*JBL 305P MKIIは単品とペアがあるので、本数をよく確認しよう。
・サイズ:5インチ
・入力端子:XLR、フォン
・音圧レベル:108dB
・周波数特性:43Hz~24kHz
世界的に有名なスピーカーブランドであるJBL社のモニタースピーカー。本製品はパワフルな重低音が特徴的で、低域を重視する音楽を制作するかたに向いています。
「低音が良く出るスピーカーが欲しい」
「部屋が広くて、大きな音が出せる」
というかたにおすすめなモニタースピーカーです。
YAMAHA MSP5 STUDIO
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*YAMAHA MSP5 STUDIOは単品とペアがあるので、本数をよく確認しよう。
・サイズ:5インチ
・入力端子:XLR、フォン
・音圧レベル:101dB
・周波数特性:50Hz~40kHz
MSP3やHS5の上位機種にあたるYAMAHA社の定番モニタースピーカー。本製品はやや高価ですが、低音から高音までバランスよく鳴ってくれる本格派向けのスピーカーです。
「予算に余裕があり、良いものを使いたい」
「部屋が広くて、大きな音が出せる」
というかたにおすすめなモニタースピーカーとなっています。
まとめ
今回はモニタースピーカーの選び方について説明しました。モニタースピーカーはスペックも重要ですが、それ以上に自分の住環境に合ったものを選ぶことが大切です。
スピーカー選びの際は本体サイズから決めていき、徐々に候補を絞っていくと良いでしょう。
当サイトでは、DTMに必要な機材を多数紹介しています。これからDTMを始めるかたはこちらの記事も合わせてご覧ください。